著書紹介

BOOKS

『空海の詩』

『空海の詩』

単行本 198ページ 初版発行 2002年6月30日
著作 阿部龍樹 本体定価 1,800円(税別)
出版元 春秋社

短い書簡から深遠な密教まで膨大な著作の随所に詠われている漢詩を読解しつつ、平易な言葉で空海の思想と人間性に迫った斬新な入門書。空海の著作を読むと速さを感じる。
思考の速さに文章がついてこないと思えるほど、ゆっくり書き始められた文章が急速にまとめられていく。
そして急速に極められた一瞬、空海の思考が詩となって華開く。(「まえがき」より)

『空海の般若心経』

『空海の般若心経』

単行本 204ページ 初版発行 2014年7月14日
著作 阿部龍樹 本体定価 1,700円(税別)
出版元 春秋社

残されたわずかな時間と、それまでに成し遂げておきたい多くの課題の中で、空海は最後の著述として般若心径をテキストに選び『般若心経秘鍵』を著した。それほど空海がこの『般若心経秘鍵』にかけた思いには深いものがある。般若心経ほど空海の秘密曼荼羅の思想を現した経典は他になく、かつ人々にも親しみやすく分かりやすい。(「はしがき」より)

『中世絵画のマトリックス2』

『中世絵画のマトリックス2』

単行本 649ページ 初版発行 2014年5月30日
著作 佐野みどり 本体定価 6,800円(税別)
出版元 青簡舎

造形のはたらき、物語のかたち、場の聖性…。中世の大画面説話画に関する19の論文を「大画面説話画の構造と様態」「儀礼・図像・思想」「メディアの交差、イメージの輻輳」などの4部に分けて収録する。
【「TRC MARC」の商品解説】

『写経の古寺巡礼』

『写経の古寺巡礼』

単行本 176ページ 初版発行 1997年4月20日
著作 乾侑美子 本体定価 1,600円(税別)
出版元 日本放送出版協会

心の渇え、哀惜の情、願いの成就…ありとある祈りの心が託される写経。その究極の写経―古寺の写経。百字の写経から三泊三日の厳粛な写経まで、入門者の立場の写経案内。古寺の写経会、そこには日常とは別のときが流れる。